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家族の記憶 2

以前、自分の姿をビデオを見て家族を思い出す、という記事を書いたけど、それとはまた少し別の話。

 か 同じ話なのか?やっぱり。


先日、ミゲルとユーチューブを見ていて、彼のおじさんのビデオを出した。

最初のうちは、やっぱりうちのおじさんはすごいなぁ、、、!と唸っていたのだが、そのうちだんだん感極まって号泣し出した。

私はただひたすらカンテを聴きながら感動していたのだけれど、ミゲルはなんだか立ち直れないほど落ち込んで泣きじゃくっている。


ふと、自分に置き換えて考えてみた。

ビデオには、昔の家族写真がたくさん出てきて、私にとっては全員直接は知らない人だ。
写真や話でしか見たことない人なので、別になんとも思わない。

が、ミゲルにとっては、彼らと一緒に過ごした記憶がその写真の何千倍もあるわけで。

今ここで、たとえば私の祖母の語りだか歌声だかに合わせて、今ここにいない家族の写真が次々と映し出されるとしよう。

もう最後に日本に帰ってから4年になるが、家族の写真とかこんなにたくさん出されたら、私だって泣いてしまうだろう。


さらに、このミゲルのおじさんのビデオで映し出されたのは、ミゲルよりも年上の人ばかり。
生き残ってるのは、ほぼ、ミゲルしかいない。

どんなに懐かしい、会いたいと思っても、もう二度と会えないのだ。。。。。。


と、ミゲルの気持ちに思いを馳せてみて、自分までひどく悲しくなってしまった。

が、泣いていてもしかたないので、日々を大事に生きようと思った今日このごろ。

.

theme : モノの見方、考え方。
genre : 心と身体

家族の記憶。

旦那は自分の公演のビデオや録音を聞くのが好きだ。

そして、時々感極まって泣いたりしている。

泣くのは、自分や家族が辛い時期とかだったりするんだけど。


それについてずっと長い間、疑問だったのだが、自分なりに納得のいく解釈ができた。

だって、自分の歌や踊りを見て、感動して泣くって、変じゃん。


話は変わって、先日、Facebook にガスパチョの作り方をビデオに撮って、載せた。

今はやりのユーチューバーみたい!(笑)


それを自分で見直してまず思ったこと。

しゃべり方がうちの弟にそっくり(笑)

声の質も同じ。


うちの兄弟は体型が全然違うので、似てるところもあれば全然似てない。
手の爪を見て、自分の手かと思ったくらい似てたとか、そういう誰も気づかないところは似てるかも(笑)

なにせ、形は全然似てないのに、声の高さも男と女で一応違うのに、響きと話し方が似ていて、弟を思い出してしまうのだ。

当然、弟を思い出せば、他の家族とも全然会っていない私は、芋づる式に他の家族も思い出すことになる。

つまり、そんなくだらないビデオを見たとしても、自分が家族が恋しいなと思ってる時とか、辛いときにとかに見たら泣いてしまうかもしれない。

そんなことを思った。


話をフラメンコに戻すが、旦那の歌や踊りは、やはり家族の人々の方式がメインになっているし、違う声でもやはり声の質、響きが似ているのだ。
細かいところが家族の雰囲気を纏っていて、否が応でも家族を思い出してしまう。

家族の上の人たち、お父さんとかおばあちゃんとか、家族の下の人たち、自分の息子とか孫とか。。。。

特に下の人たちに問題が起きていたりすると、それを芋づる式に思い出して、悲しみの波に飲み込まれてしまう。


フラメンコって、そういうものだよな。
少なくとも、彼らヒターノにとっては、 人生の一部 (か大部分) なんだよね。


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人々はわからない。

人の判断基準なんて、案外いいかげんなものだ。

先入観というものが全くなしでモノを見るというのは、本当に困難極まりない。

先入観、というと誰かの入れ知恵みたいなもので、誰かから何かを吹き込まれた言葉みたいなイメージだが、ここでいう先入観というのは、それだけではない。

たとえば外国の習慣などに触れる時、やはり常に自分の習慣、文化が下地となっている。

どういうことかと言うと例えば、スペイン人を日本の家に招待した時、何も言わなければスペイン人はそのまま靴でズカズカ入ってしまう。
いくら玄関が一段上がってるからといっても、それは彼らにとってはただの階段に過ぎない。

知らないことはけっして悪いことなのではない。

どうしようもないことなのだ。


そこで、玄関では靴は脱いでくださいね、と言って激しく抵抗されるなら、出入り禁止にすることも可能だし、緊急事態ならそのまま許可することもありうる。

でも別に相手に合わせてこっちのルールを変えてやる必要なんてないのだ。


今のフラメンコに関して、フラメンコに限ったことではないかもしれないけど、それがずいぶん昔から起こっていて、もう今までのフラメンコと呼ばれるものは絶滅寸前だと思う。

さっきの例えで説明するなら、家に他人を招き入れる人もテキトーで、まぁお客さんがいっぱい来るならいいかと、どうぞどうぞとお客さんを迎え入れた結果、家にあるものとかもどんどん盗まれたりとか、勝手に触られて壊されたりとか、いらないものを持ってこられたりとかして、もはや日本家屋とは呼べないようなカオス状態になって途方に暮れているみたいな感じ。

さらにメディアや政府が口をそろえて 「これが日本家屋です!」 と世界に自慢しているような状態。

それを見た、何も知らない人々は、「そうなのか」と思うよね。
元の状態なんて知らなければ、わかるわけがない。

いろんな日本家屋があるっていっても、ある一定の、暗黙の了解みたいなものはあるじゃない?
材質とか、玄関の形とか、ある程度。


それをフラメンコに置き換えてみると、 「いろんなフラメンコがあるよね」 という意見も聞くことが多いけど、ヘレスのフラメンコとかレブリハのフラメンコとか、セビージャのフラメンコとかそんな言い方をする。
そこまではいいと思う。

なんだけど、男性がバタ・デ・コーラをはいて踊ったり、ただひすらサパテアードばっかりだったり、フラメンコではない音楽(サルサとかクラシックとか)とフラメンコの衣装と靴を履いて踊ったり、、、、

それ、フラメンコの衣装さえ着てればなんでもフラメンコですか?
(もっとも最近の流行は舞台の上で衣装を脱ぐことらしいけど。)


こういうことを書くと、攻撃された!と思う人もいると思うのだけど、そういった不思議な変わったものをフラメンコと呼ばれているのを見聞きするたびに、攻撃されているような、蹂躙されていると感じる人が多く存在していることを知ってほしい。



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tag : フラメンコ

書きたいこと

書きたいことがたくさんあるんだけど、書けない。

嬉しいこともあれば、残念なこともあり、怒ることもたくさんある。

いろんな感情がもやもやと心の底から溢れてきて止まらないのだが、文章にできない。


ヒターノが好き♡

フラメンコの話で、かなり大雑把な言い方をするけど、フラメンコは別にヒターノが作った、という証拠、文書などは存在しないから、これはヒターノのものではない、みたいな言い方をするスペイン人がいる。

正直、ヒターノのカンテヒターノ、バイレヒターノなどを見れば一目瞭然だと思うのだけど、スペイン人でフラメンコに憧れる人間で、どうしても自分がフラメンコ的に人種として遅れをとりたくないというか、劣ってる種族(ヒターノではないスペイン人)という風に思いたくない者がそういうことを言う。
むしろヒターノを目の敵にしている。
そして、新しいフラメンコだと言って、わけのわからないことをやっている。
そして、世界遺産だからユニバーサル!とか、さらにわけわからないことを言っている。


私なんかは、正直いってスペイン人ですらないわけで、歌詞が日本語の演歌を聞いてるかのごとくすんなり理解できるわけでもない。

でも、ヒターノが好き♡

だからといって、すべてのヒターノが好きというわけではない。割と節操がある方だと自分では思う。

ここで何が問題になっているのかというと、ヒターノたちは、フラメンコは自分たちの文化だと思っている。

別に自分たちだけのものだなんては言ってなくて、だけど変なものを見た時、私たちの文化が馬鹿にされている・・・と感じて嘆いたりする。

そういうことをヒターノたちが言うと、人種差別主義なスペイン人は、「スペインには人種差別なんてないんだ!もうヒターノがどうのこうのとか、被害者ぶるのはやめろ!だいたいにしてフラメンコはヒターノのものなんかじゃない!」とか怒り出すわけね。

「ここには人種差別なんてない!」

この言葉を聞いたら、要注意。


さておき、何が言いたいのかというと、文書などの記録がないからヒターノが作ったわけではない、とないものにしようとする人のことね。

証拠がないからといって、あるものがないことになっちゃう?

あるものはある。

それが証明できようが、できまいが、あったものはあった。

あったものをなかったことにできない。

.

突然の来客

穏やかな日曜の夕方、玄関のチャイムが鳴った。

のぞき窓から見ても、全然知らない男性だった。

ドアを開けると


「ミゲルはいますか?」

「え、えぇ、、、どちら様ですか?」

「僕たち、グラナダから来たんです!ミゲルに会いに来たんです!ぜひフラメンコの話をしたくて!」

「うーん、ちょっとまだパジャマ姿なので、、ちょっと会えるかどうかわかりませんよ。聞いてみます」


結局、ちょっと内心ビビりながらも、家に入ってもらった。


男女で6人くらいいる。
その中の一人の女性が

「キャー♡ 白いスカーフかけてる!本物だわ!」

と興奮ぎみに言っていた(笑)

スペイン人で家に来るのは、友達とか親戚だったりするので、こういうリアクションはスペイン人では初めて見た。

最終的に、旦那は少し服を着替えて外にお茶しに行ってもらった。
話を聞いたら、レブリハに着いてから 「ミゲル・フニに会いたい!」 と町の人に聞きまくってたどり着いたそうだ。



昔の自分を思い出して、ちょっと胸が熱くなった。

ただひたすら会いたくて、町のバルとかで、一人でわーわー言ってた自分。
一人で家のチャイムを鳴らす勇気はなかったので、誰か近所の人でも友達でも知り合いでもいいから、「紹介して!!!」と頼み込んで、やっと会えた自分。

何年越しの願いが叶った瞬間、、、、今思い出しても泣けてくる。

その人が、ただ普通に生きているだけの空間で遭遇し、ただ普通に立っているだけなのに、なにか恐ろしくて声をかけられなかったこともある。

人の手を借りて紹介してもらった時、自分がさんざん紹介してくれ!と言ってたくせに、ひるんで近づいていけなくて、挨拶する前から号泣していて、ちょっとビビられたんだった(笑)


本当に会いたいと強く願えば、願いは叶うもんなんだ。
時間さえ間に合えばね。



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theme : お気に入りアーティスト
genre : 音楽

ヒターノって。

今、テレビでは Gipsy King とか、ジプシーなんちゃら という番組をやっている。

Reality といって、日本でいうと ムツゴロウ王国の暮らし とか、子だくさん家族 とかの家にテレビが入って彼らの生活ぶりを放送するもの。

台本があるんだとか、ないんだとか。


なにせ、ヒターノたちの生活大公開!みたいな感じで、ちょっと面白おかしく事件が起きたりする。

うちの旦那や親戚は、みんなヒターノなので、そういう番組を見て、「私たちはこんなじゃない!私たちのことを笑い者にしている!」と怒ったりしている。

たしかに、生活ぶりを見ていると、家の内装が全部キンキラキンの金色でコーティングされていたり、ゴテゴテの金のアクセサリーを子供からジジィまで身に着けていたり、どこをどう見ても若者はすべてヤンキーだったり。。。。

私の周りではあまり見たことがない感じだ(笑)

うちの家族で金のアクセサリーをつけている人って、結婚指輪くらいかな。

そこのテレビで見た人との共通点といえば、夏になると特に男性は、白シャツ、白ズボン、さらに族長みたいな偉い人は白いスカーフを首からかけている。
(それを見て旦那は「俺の真似!!」と言う。実際、70年代くらいに一世を風靡したというが)

しかしそこに出てくる、あるバイラオールみたいな人が「僕の所持金は全部お母さんが管理してるんだ。持ってると一日で全部使っちゃうからね。」と10ユーロもらってた(笑)

これは、うちの旦那と一緒。

うちの旦那の場合は、使っちゃうわけではなくて、落とす。

もしくは、騙されて盗まれたりする。

まぁ、なんせ、お金は持ち歩かないに越したことはない人だ。

.

心をこめる。

フラメンコのカンテは難しい って、よく聞きます。


難しいです。

うん。


まずはスペイン語の問題。
でも、逆にいうと、これがあるからこそ、気軽にその道に入る気になれるのではないかと思います。
ある意味、特権でもあり、問題でもあり。


普通のスペイン人の感覚だと、「カンテが好きなんだよねぇ。。え?自分が歌う?とんでもねぇっす!無理無理!」となるのが一般的です。

だからこちらで アフィシオナード と言うと、「フラメンコが好きな人」という意味であって、日本みたいに 「プロではなく、好きで何か(歌、踊り、ギターとか)やってる人」 という意味では一切ありません。

ジャズやクラシック音楽が好き、といって全ての人が楽器をいじったり歌ったりしないのと同じです。

ということで。

カンテの何が難しいのか、昨日テレビを見て、思ったことがあるので書きますね。

若い男の子がカンテを歌っていました。
16歳くらいかな~?20歳はいってないと思う。

いい感じで歌っていました。

なかなかうまい。

なんだけどね。いいのは歌が上手いっていうよりもね、心がこもってるなぁ、、、って思ったの。
ちゃんと彼から出てるなぁ~ って。

歌でも踊りでも、なんでもそうだと思うけど、形をなぞるというのは、できると思うんです。
一生懸命練習したり、研究すればね。

なんだけど、カンテというものは、そこにある形に 「自分の魂をのせる」 ことだと思うんです。

日本語でわかりやすく言うと、それが 「心をこめる」 ということだと思うんです。


昔々、かつては私もスペイン語のスの字も知らない時からカンテに挑戦していました(笑)

歌詞を習って、意味も習って、その歌詞の風景を思い浮かべながら歌うもんだと思ってた時期もありました。


でも、それは風景を思い浮かべながら歌う、ってだけで、私の心はこもっていない。

心をこめて料理を作るとか、丁寧に仕事をするとかね。

カンテにこめる 心 はそっちの方が大事なんですね。

たとえば、心をこめてバレンタインチョコを作る時って、チョコの美味しさに命かけてるわけじゃないでしょう?

思いを伝えたいからチョコにこだわるんだよね?

誰かに 美味しい♡ って食べてほしいからだよね?

こいつ、こんなすげぇチョコ作れるんだ?!って感心してほしいからじゃない。


カンテとか、フラメンコというのは、 心そのもの なんです。

シギリージャを歌うから悲しい、アレグリアスを歌うから楽しい、という風に、歌によって自分の気分を変えることじゃない。
ていうか、自分の気分とかそんなもの変えられないし(笑)

たとえば旦那と話していると、会話の内容や言葉尻をとらえて、そういう歌詞の歌を歌ったりします。

その歌詞全てに自分の気持ちがマッチしてなければいけないわけじゃない。

たったの一言。 ただその歌を思い出すきっかけの気持ちがあればいい。

その歌を歌うたびに思い出す思い出や感情もある。

歌に対する思い入れとか、そんなものもある。


そういうものが、歌の中に含まって、体の中から出てくるんです。

それをアイレと言い、さらにその素敵な部分が見えた時に、アルテ(芸術)と呼ぶ。

形 じゃない。

さらに、そこに魂が入ってる。


だから、内面が醜い人間にはアルテは難しいかと思います。
たまに、醜い内面が現れた時も 芸術 と呼んだりすることもありますが、私は個人的にはそういうの好きじゃありません。

美しいものが好きです。

だから野生動物とか見ていて、癒されるし、美しいと思う。




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旦那の夢。

旦那が

「今、ホアン・タレガの夢を見ちゃったよ」

と言った。


「おい、ミゲル!この女の子は誰だい?」

「僕の妻のアキコですよ」

そしてなんか歌ってたらしい。


私がいるのに、私は聞けない。

なぜなら旦那の夢の中だから(笑)

ビデオだったら見せて!と言えるけど、こればっかりはどうしようもない。


私  「ホアン・タレガと知り合い?」
旦那 「当たり前だろ」

う~ん、、、世界が違いすぎて想像できん。



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最近の 「フラメンコ」 と呼ばれるものについて。

2018年ももう2月に入った。

古臭いことを言っていると、もう21世紀なんだぜ!とか言う人がいるけれど、なんだかその発言は好きではない。

古臭い ってなんだろう?

古い ってなんだろう?


たしかに、連絡方法として煙を焚いてのろしを上げていたら、さすがに「電話使いなよ」と言いたくなるが、法律に触れなければオリジナルで面白いと思ってしまう。

たとえば雨ごいをするのに、誰か生贄にならないといけない、とかなったら 「おい!おい!」 となるが、それが2000年前だろうと許されないことだと思う。(少なくとも私の感覚では)

何が言いたいのかというと、そういう時代だから、というのは何かをする時の言い訳として成り立たない、ということだ。

良いと思うから 「いい」。
悪いと思うから 「悪い」。

それが時代に影響されてる部分はもちろん大きい。
そんなことは言うまでもない。
時代がそうだから、と大義名分みたいに使うのが、イヤ。


はい。最近毒づいてなかったので、そろそろデトックスの時間が来ました。

最近のフラメンコについてね。いろいろ思うことがありすぎて、見る気も失うくらいだったわけですけれども。

誤解のないように最初にことわっておきたいが、日本のフラメンコについてではありません。


日本のフラメンコとか場所とか人種などは、どうでもよい。
いや、むしろ、日本にあるフラメンコの方が、日本人の方々の方が真摯に、尊敬を持ってフラメンコに接している人が多いかもしれない。

先日、テレビ(Telecinco という、日本でいったらフジテレビみたいな大手局)のコンクール番組で 「Go☆Talento」 というのがあって。
2分間で一芸を披露するというものなのだけど、日本人が出てたんです。

セビジャーナスを踊るといってね。

多分、30前後かもう少し若いかな?いかにも普通な感じの日本人男性な顔と髪型してましたが。

変なちょび髭つけて、黒縁メガネしてました。

体は全身黒タイツでね。

虹色のブリーフタイプのパンツを上に穿いていました。

面白おかしく踊っていたみたいです。

私はたまたまキッチンにいて見なかったんだけど、終わった瞬間に見ました。

審査員の一人は、あまりにひどすぎるので、立ち上がって楽屋に帰ってました。


んで、その人はスペイン語もわからない(フリなのかも)、アホみたい。

5年間セビージャの道端でライブをしてきて、スカウトされたんだかなんだか。。。

こんな奴、テレビに出すなよ!

しかも フラメンコ の フの字 も言ってほしくないわ!!

日本人としてもバカにされた気がしたし、ヒターノの旦那を持つ私としては、フラメンコ、旦那の大事な家族の文化を笑われた気がして、腹が立つなんてレベルはとっくに通り越して、複雑な気持ちになった。


そしてその番組の最後の方で、他のフラメンコユニット???みたいのも出てね。

バイラオールらしいんだけど、なぜかインドの民族衣装みたいのを着ていてね。
インド人の友達にプレゼントされたから思い出のものかなんか知らんけど。

フラメンコのリズムに乗せて、英語の有名な歌かなんかを歌っていて、それに合わせて踊る、みたいな。

一切リハーサルはしてないんです!

ということで、さっき日本人には怒って出て行った審査員がそこにえらく感動し、大拍手。

他の審査員は「ちょっとなぁ・・」って感じだったんだけどね。


話だけ聞いてたら、「そうそう、フラメンコってのは打ち合わせなしで、その場のインスピレーションが大事なんだよね」ともっともらしいことを言えるけど、、、、、、

いやーーー、これ、日本の子たちだったら、本当に完全にぶっつけ本番でも、もっともっと素敵なショーができるよ?!

というレベル。

これってもはや意図的に

 「フラメンコはヒターノのもの(文化)ではない」
 「フラメンコはユニバーサル(もはやユニバーサルの意味すらわかってなさそう)」
 「だから従来のフラメンコを刷新すべき」

という流れを作っているように感じる。

その意図は実はかなり前から、2005年にレブリハでカラコラーを見た時に感じたのだけど、ここ最近、本当にそれが露骨になってきた。

フラメンコを世界遺産に制定したあたりから急速にそれが進んだ気がする。

その少し前に、ベルナルダが亡くなって、もう本当にあの世代のフラメンコのアルティスタはいなくなってきたなぁ~と思っていた矢先。


こないだはフェイスブックで、I.Gバンの劇場公演の一場面の写真が出ていた。

椅子に座って歌っているカンタオールの写真なんだけど。

ズボンが下りてる。

ウ○コ中?


それについていろいろ批判してる人が多いが、それでも「いやいや、それはそれで一つの作品だから見てみないことには評価できない」とか言ってる知識人ぶってる人とかもいてね。必ずいるんだよね、そういう人ね。


でもさー、映画とかでも、あんまりひどく残虐なシーンとか、エロいシーンとか規制されてるでしょう?
舞台だってそれと同じだと思うんだよね。

もっとも演劇としての作品、フラメンコではないのならどうこう言うレベルではないのかもしれないけど、「フラメンコの作品」としてみんなは見てるわけだよね?
フラメンコを全然知らない人が、「フラメンコって世界遺産なんだってー。ちょっと見てみようか、この人有名みたいだし。へー、舞台の上でズボン脱いだりするんだぁ。変わってるぅ~」

とか思うわけよね。


よく考えてみて。

たとえば外国映画とかで日本人が出てくることありますね。
どんな映画にも日本人として、常にラーメンマンにスーツ着せた人が出てきて、「日本人=ラーメンマン」みたいな印象をその国の一般人ほとんどが持っていたら、どう思いますか?
バカにされてるって思いませんか?
もちろん一般人は何も知らないからバカになんてしていないんだけど、そういう洗脳をしている側に責任があると思いませんか?

私は毒舌だと思われてるのかもしれないけど、毒を毒とも気づいてないで飲み込んだままなんかにしてたら、頭おかしくなっちゃうわ。

今日は旦那の誕生日なんだけど、なおさら旦那を大事にしないといけないと感じます。

フラメンコ界にとって、この人の存在は本当に大事だから。。。。


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プロフィール

のと あきこ

Author:のと あきこ
スペイン南部のレブリハ在住。
年上の旦那と暮らしています。
フラメンコ、特にカンテヒターノに恋をして、好きなことだけ追っかけていたら、こんなところにたどり着きました。

スペインに関わり始めて早や20年が経ち、定住し始めてから8年です。
スペイン語を語学学校で勉強した経験と、おうちで身に着けたアンダルシア弁を活かして、スカイプでスペイン語を教えています。

ご興味のある方はメールフォームよりご連絡ください。
詳細は「生徒さん募集」の記事をご覧ください。
こちらの記事も参考にしてください。
スペインのスペイン語と南米のスペイン語

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