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のと あきこ

Author:のと あきこ
スペイン南部のレブリハ在住。
年上の旦那と暮らしています。
フラメンコ、特にカンテヒターノに恋をして、好きなことだけ追っかけていたら、こんなところにたどり着きました。

スペインに関わり始めて早や20年が経ち、定住し始めてから8年です。
スペイン語を語学学校で勉強した経験と、おうちで身に着けたアンダルシア弁を活かして、スカイプでスペイン語を教えています。

ご興味のある方はメールフォームよりご連絡ください。
詳細は「生徒さん募集」の記事をご覧ください。
こちらの記事も参考にしてください。
スペインのスペイン語と南米のスペイン語

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フラメンコではない話題

最近の私の目下の関心は、日本の原発問題だったりするので、プーロフラメンコも絶滅しかけていて、いっぱい書きたいこともあるんですが、なかなか手に着きません。
正直言って、フラメンコどころではない気持ちなのです。

私にとってプーロフラメンコは大事です。
本当に本当に大事です。

でも、本当に去年のあの日から、日に日に日本のことが気になって気になって、パソコンを開けばまずはメールチェック(ほとんどない(笑))とツイッターやFBでの原発関連の情報収集及び拡散で終わってしまいます。

そしてずっとパソコンに向かって渋い顔をしてるので、旦那に文句言われたりします。

あっ、結婚しました。

まぁ、それは別の機会に書くとして。


そんなわけで、今日は原発関連とフラメンコを絡めて書きます。


大手メディア、新聞、テレビにはほとんど報道されませんが、ここんとこ毎週金曜日に首相官邸前で、福井県の大飯原発再稼働に反対のデモが行われています。
前回(6・15)は1万1000人、今回(6・22)は4万5000人集まりました。
テレビというのは、本当に卑怯なメディアでして、かる~く報道したりすると、人々はそれに注目しなかったり、「あらぁ、いやねぇ」くらいで済ませてしまったり、はたまたテレビに出ないからそれは正しくない。と評価を下してしまったりします。

フラメンコにしてもそうですよ、たとえば今じゃ某ポマーダという歌手がテレビでマエストロと呼ばれ(私と同じ38歳だ)、世界遺産になったフラメンコの代表くらいの勢いで扱われています。
でもこんなもんは、ちゃんとフラメンコわかってる人が聞けば「ぷっ」で終わってしまう。
いや、歌はうまいですよ。フラメンコじゃなくて。

たとえばヒターノたちは「たしかにあいつは歌がうまいよな」と言います。
私が「でもフラメンコじゃないもん!!(怒)」と言うと、「そんなことはわかってるよ~(笑)」
と言われるわけです。当たり前のことだから、言う必要性を感じないのです。

それをね、ヒターノの○○さんに褒められた、だからこいつはすごい!みたいな扱いをテレビとか、政府が賞をあげたりとかするとね、フラメンコを全然知らない人は、むしろヒターノのフラメンコじゃない方がわかりやすいので、「これが本当のフラメンコなんだ」とか思っちゃう人がいるわけです。
本物のフラメンコを生の時代で聞いたことある人は、そんなことで騙されないんだけど、若い世代は本当にわからないからね。さらにそういう流れを利用して自分もマエストロになろうとする若者(私よりちょっとだけ上の世代)もたくさん出てくる。
もうそうすると、プーロフラメンコのジジババどもは、追いやられちゃって面白くないし、あとはひたすら死んでいくばかり。

プーロフラメンコの子どもたちは、プーロが好きです。
でも、それではお金にならないので、それを追究していこうとかは思いません。
もうそれは、自分たちが「持っている」「大事なもの」「自分らだけの楽しみ」として家族の中だけでしか見せなくなってきている。

そう考えると、昔(70年くらい前?)はフラメンコはほとんど家族だけのものだった。
そして、Casa de Vecinosという形態の家だったので、ヒターノも非ヒターノも一緒に育った。
辛く苦しい生活でも、フィエスタで歌ったり踊ったり、それを見たりで癒された。

今はどうだろう?
フラメンコ以外にも楽しいことはたくさんある。サッカー、テレビ、映画、ドラマ、グルメ、旅行、ゲーム、他にもいろいろ。
生活そのものが大きく変わってしまい、人と助け合うよりは、自分でなんでもできるよう(な気)になってしまった。

だから、苦しみや悲しみを歌うカンテヒターノは、明るくて楽しいキレイなものしか見たくない人には、興味ないのだ。



でもさぁ、人生において、明るく楽しくキレイなだけの人生って、ほんの一部分でしょ。
そして本質とはちょっと違う、どっちかというと、頑張って作ったもの。

私は、もうそういうもの、興味ないんだよね。面白くないし、何も心に響かない。
一度、フラメンコプーロが心に響いてしまったら、もうそこから目を離すことはできない。



私が原発が危険だと思うのは、そんなに科学者並みの知識があるわけではないけど、広島に修学旅行に行ったりして原爆について学んだり、人の話を聞いたりして、本能的に危険センサーが「やばいよ!!」と心の中で激しく作動するから。
ただそれだけなんだよね。
あとの知識とかは後付けに過ぎない。

そんなわけで、福島の事故も全然収束してないのに、次を再稼働しようっていう電力会社の言いなりな政府ってのはどうなの?
福島の原発事故によって土地も家も家族も奪われて、いまだに避難している人たちの気持ちを考えたら、そんなことはできないはず。
経済がなんとか、、とかいうけど、それで仕事の形態が多少変わったり、多少給料が下がったり、多少不便になったり、でも国民全員でそれを負担すればちょっとずつで済むはず。
それが「絆」でしょう?

福島原発からは今も放射性物質が噴出していて、雨や風に乗って、ずいぶんと遠くまで飛んで行って降り注いでいる。それが降り積もった瓦礫を燃やせば、当然それは濃縮されるし、それを完全に除去できるフィルターというのはないので、燃やした土地にまでまき散らしてしまう。
せっかく福島から避難してきても、また避難先で瓦礫が燃やされたり、原発があって事故ったりしたら、それこそどうしていいかわからないよね。

でも政府はそういうことをテレビを使って宣伝したりはしないのよね。
むしろ、瓦礫を広域処理したり、原発を稼働させると「儲かる」から、そういう流れを作ってしまう。
テレビに出たから信じられる、と思ってる国民が多すぎ。
前に「テレビに出て、芸能人がグルメ番組で絶賛してくれたラーメン屋」でおすすめを食べたことがあるけど、激マズで驚いたことがある。
その芸能人が相当な味音痴なのか、いくらもらったのかはわからないけど、そうやってテレビに出ることで「有名だから信用できる」と思わせる心理を利用してるんだよね。


首相官邸前のデモ(紫陽花革命)は週を追うごとに人数が増えていってる。
でも、NHKでは報道されないし、テレビ朝日では報道されたけど、他の局ではちょっと人数を減らして軽く報道したりしてる。

だから、よかったら今週の金曜日は、行ける方はデモに参加して、自分の目で確かめてみてほしい。

http://coalitionagainstnukes.jp/?p=623

カンテについて

久しぶりにブログを更新します。

フラメンコのこと。

とても大事です。


カンテについて。

今日はレブリハテレビでフラメンコの番組がやっていました。
(毎週火曜16時からで、何度も再放送する)
アントニオ・マイレーナについて少し語られたのですが、彼はカルメン・アマジャとアントニオ・バイラリンの踊りの伴唱に行ったことがあるが、一度も好き好んで行ったことはなかった、と言います。
そして、カンテヒターノを歌うには、踊りの伴唱というものは、おすすめできないものだ、と言ったらしいです。
なぜなら、カンテヒターノは自分の感じたままを歌うもので、踊り手がどんな踊り手であれ、自由に歌うことはできない、ということです。

踊りの伴唱とカンテは別のものだ、ということは、こちらの、少なくとも私の知ってるヒターノの間では常識です。
常識というものは、みんながそう思ってることなので、あえて言うことではない。

しかし、我々日本人はその常識を知らない。
当たり前です。誰も言ってくれないのだから。


私は前から、踊りの伴唱とカンテソロを歌う人は全然違う、と言ってきました。
それに気づいてる人も幾人かはいました。

スペインで、名前の知れたカンタオールで踊りの伴唱と、カンテソロ両方の仕事を同時進行でやっているアルティスタは昔はいなかった。
昔といっても、数年前の話ですが。

だって、踊りの伴唱を主にやっているカンタオールって、ソロで歌っていても、前にチラチラと踊りの亡霊が見えるのです(私には)。
いわゆる踊りに合わせるものと、ソロではコンパスそのもの、リズム感が違う。


カンテヒターノは、感じながら歌うものです。

技術とか、正しいメロディーとか、いろんなものも大事かもしれませんが、なによりも

「今、感じていること」

がもっとも大事なのです。



だから、上手いとか下手以前に、何か感じながら歌っているか、それが大事なのです。

逆に、上手ければ上手いほど、感じてなければそれがはっきりと見えてしまう。


思うに、その「感じる」というのは、自分で勝手に何かを思うとかじゃなくて、

「カンテヒターノを聞いた時に何かを感じるか」
「カンテヒターノが好きかどうか」

そんなことなんじゃないかと思います。


カンテヒターノをヒターノが歌って、いいなぁと思うのは、彼らはヒターノな声を持ってる。
リズム感(コンパス)を持ってる。

そして何よりも、人種の誇りとしてカンテヒターノが好き。


私はこの3つの点において、全てかなわないけど、カンテヒターノが好き。
なんか妙に感じるから(親近感か?)好き。

別にかなわなくたって構わないし、むしろそうあるべきで、私は嬉しい。
だからこそ開き直って、好きなことだけやれる。

自分を誰かと比べることは、全くの無意味。
まずはカンテヒターノってどんなものか、よく聞いて知ってほしいと思います。

おすすめは Rito y Geografia という白黒のフラメンコドキュメンタリーです。
ユーチューブで全部見られます。

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